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「死刑囚の作品展」林眞須美、元オウム幹部・・・極限の37人制作
2013.4.20 13:13
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130420/waf13042013130014-n1.htm
 死刑囚の描いた作品を集めた企画展「極限芸術〜死刑囚の表現」が広島県福山市の鞆の津ミュージアムで20日、始まった。和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚の「国家と殺人」など実名、匿名の37人が制作した約300点を展示。

 拘置所には通常、絵の具が持ち込めないため、色鉛筆やボールペンなどを使用。元オウム真理教幹部の宮前(旧姓岡崎)一明死刑囚が描いたコラージュ「思惟の慟哭」や、昨年3月に死刑執行された松田康敏元死刑囚が、色紙の切れ端を丁寧に貼りつけた点描「祈りの母」は見る者を引きつけてやまない。

 中にはもやし3本を驚くほど精緻に描ききった絵や、不便な日常生活や死刑の不当性を漫画にしたペンネーム万年三太郎の「獄ちゅう物語」のような変わり種も。企画展は6月23日まで
和歌山毒物カレー事件の林真須美死刑囚の「国家と殺人」(死刑廃止のための大道寺幸子基金提供)
ペンネーム万年三太郎という死刑囚の「獄ちゅう物語」(鞆の津ミュージアム提供)
元オウム真理教幹部の宮前(旧姓岡崎)一明死刑囚の「思惟の慟哭」
昨年3月に死刑執行された松田康敏元死刑囚の「祈りの母」(鞆の津ミュージアム提供)
<第2次再審請求>袴田死刑囚の血液採取 DNA鑑定へ
毎日新聞 3月14日(水)22時11分配信
 1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で4人が殺された「袴田事件」の第2次再審請求で、東京拘置所(東京都葛飾区)は14日、袴田巌死刑囚(76)から血液を採取し、静岡地裁からDNA鑑定を依頼された2人の鑑定人に渡した。有罪の証拠とされた衣類の血痕が袴田死刑囚のものかどうかを調べる鑑定結果は、1カ月以内に同地裁に提出される見通し。

 採血には弁護側、検察側がそれぞれ推薦した鑑定人が立ち会った。弁護側推薦の鑑定人から連絡を受けた弁護団によると、袴田死刑囚は認知症の疑いがあるため、東京拘置所の医務官がまず「健康診断」と説明して採血後、DNA鑑定に使う了解を得たという。

 袴田死刑囚の姉秀子さん(79)は「とてもうれしい。無実の証明に向け大きく前進した」と話した。【平塚雄太】
法相・小川敏夫氏インタビュー 死刑執行「逃げるつもりない」
2012.1.25 産経ニュース
現在の確定死刑囚は130人にもなる。新たに法相に就任した小川敏夫氏(63)は執行に前向きな姿勢を示しており、産経新聞などのインタビューに、執行が避けられる傾向にあった国会中も「逃げるつもりはない」などと語った。

 ◯死刑執行に対する考えは

「やりたいかやりたくないかといえば、やりたくないのが心情だ。だが、死刑の執行は法相の職責。法律で定められた職務を執行しないことは、許されない」

 ◯国会会期中は執行がない傾向がある

 「開会中に執行すると、質問されるから嫌だと逃げるつもりはない」
 ◯平成22年に元法相の千葉景子氏が省内に設置した死刑制度の勉強会への考えは

 「勉強会では、昔からある制度の存否に関する意見を聞くことが多かった。回を重ね同じ意見を聞くのは効率的ではない。存否ではなく、死刑の執行方法、確定死刑囚の処遇の問題については議論を進めたい」 現在の確定死刑囚は130人にもなる。新たに法相に就任した小川敏夫氏(63)は執行に前向きな姿勢を示しており、産経新聞などのインタビューに、執行が避けられる傾向にあった国会中も「逃げるつもりはない」などと語った。

 ◯死刑執行に対する考えは

 「やりたいかやりたくないかといえば、やりたくないのが心情だ。だが、死刑の執行は法相の職責。法律で定められた職務を執行しないことは、許されない」

 ◯国会会期中は執行がない傾向がある

 「開会中に執行すると、質問されるから嫌だと逃げるつもりはない」

 ◯平成22年に元法相の千葉景子氏が省内に設置した死刑制度の勉強会への考えは

 「勉強会では、昔からある制度の存否に関する意見を聞くことが多かった。回を重ね同じ意見を聞くのは効率的ではない。存否ではなく、死刑の執行方法、確定死刑囚の処遇の問題については議論を進めたい」 現在の確定死刑囚は130人にもなる。新たに法相に就任した小川敏夫氏(63)は執行に前向きな姿勢を示しており、産経新聞などのインタビューに、執行が避けられる傾向にあった国会中も「逃げるつもりはない」などと語った。

 ◯死刑執行に対する考えは

 「やりたいかやりたくないかといえば、やりたくないのが心情だ。だが、死刑の執行は法相の職責。法律で定められた職務を執行しないことは、許されない」

 ◯国会会期中は執行がない傾向がある

 「開会中に執行すると、質問されるから嫌だと逃げるつもりはない」

 ◯平成22年に元法相の千葉景子氏が省内に設置した死刑制度の勉強会への考えは

 「勉強会では、昔からある制度の存否に関する意見を聞くことが多かった。回を重ね同じ意見を聞くのは効率的ではない。存否ではなく、死刑の執行方法、確定死刑囚の処遇の問題については議論を進めたい」
 ◯取り組みたい政策課題は

 「検察への信頼回復と、ロースクールを中心とする法曹養成制度。法曹養成は当初理念と離れた状況にある。職域を拡大し、いい人材を輩出できる制度を実現したい」

 ◯おとり捜査など新たな捜査手法を導入すべきだと考えるか

 「現状は、新たな捜査手法がないと捜査ができないというまでの状況ではない。ただ、取り調べの可視化を導入すると、合理的に証拠を収集する捜査手法が必要だという議論がある。しっかり検討したい」

 ◯可視化は全事件、全過程で必要か

 「全事件、全過程といえば、交通違反など軽微な事件もあり、技術的に難しく、効率的にも悪い」

 ◯人権救済機関の設置について

 「反対される立場の方の意見を最大限尊重して、なるべく早く法案を成立させたい」(上塚真由)