鈴木馨祐法務大臣の地元で死刑について考える集会
2025年1月20日
鈴木馨祐法務大臣の地元で、死刑について考える集会
昨年11 月、神奈川県第7選挙区選出の鈴木馨祐衆議院議員が法務大臣に就任しました。鈴木法相は就任後の記者会見で、死刑制度について「確定した裁判の執行が厳正に行われることも極めて大事」「(絞首という)執行方法について、特に人道上残虐であるとする理由は認められないと最高裁で判示している」と述べました。昨年9月には、54 年ものあいだ無実の罪に問われていた袴田巌さんに再審無罪判決が出たほか、各界の有識者が集まった「日本の死刑制度について考える懇話会」から死刑執行の一時停止などを求めた提言書が出されたにもかかわらず、鈴木法相は「国民世論の多数は、極めて悪質な犯罪については死刑もやむ
を得ないと考えている」「死刑制度廃止は適当ではない」と繰り返すばかりです。
死刑の執行は、2022 年7月26 日に秋葉原事件の加藤智大さんへの執行を最後に、2年6カ月間、行われていません。
私たち死刑廃止フォーラム90 は、日本政府に対して死刑廃止国際条約の批准を求めてきました。現在、死刑を廃止している国は世界の144カ国にのぼります。袴田事件のような死刑冤罪の事例を教訓に、私たちは死刑廃止に向けてどう進めばよいのか、日弁連の死刑廃止実現本部の小川原弁護士にご登壇いただきます。またフォーラム90 の鏡豊さんからは5年毎におこなわれている死刑制度に関する世論調査の分析を聞きます。
死刑制度のない社会の実現を、鈴木馨祐法務大臣の地元・新横浜で、あらためて訴え、考えたいと思います。
◆発言
小川原優之さん(弁護士・「死刑廃止および関連する刑罰制度改革実現本部」事務局長)
鏡 豊さん(死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90)
石塚伸一さん(弁護士、「刑事司法未来」主宰、龍谷大学名誉教授)
その他、主催・共催団体から
日 時:2025年1月25日(土)13時半~
会 場:スペース・オルタ(横浜市港北区新横浜2-8-4オルタナティブ生活館・地下1階)
参加費:無料
主催:死刑廃止国際条約の批准を求めるFORUM90
共催:アムネスティ・インターナショナル日本 死刑廃止ネットワーク東京/監獄人権センター/「死刑を止めよう」宗教者ネッ トワーク/死刑をなくそう市民会議/東京拘置所のそばで死刑について考える会(そばの会)
※詳細は下記チラシをご覧ください。