『死刑に直面する人たち 』佐藤大介著 2016年8月12日 ツイート 大学時代から、死刑制度に関心があったという筆者だけあって、あらゆる角度から取材・インタビューをして、秘密のベールに覆われている「日本の死刑制度」を可視化している。裁判員制度になり、誰もが死刑相当事件にかかわる可能性がある今日、多くの人に読んで、知って、そして考えてほしい1冊だ。表紙のデザインのせいか「死刑に直面する佐 藤大介」とも読めるのが笑えないような……まずは手に取ってみていただきたい。 〔岩波書店、 2600円+税〕