本・映画の紹介

『絶望の牢獄から無実を叫ぶ—冤罪死刑囚八人の書画集』片岡健編

2016年8月12日

誤判で執行された飯塚事件の久間三千年さん、獄中死に追いやられた三鷹事件の竹内景助さん、帝銀事件の平沢貞通さん、三崎事件の荒井政男さん、波崎事件の富山常喜さん、そしていま現在獄中で冤罪と闘う風間博子さん、高橋和利さん、阿佐吉広さんに焦点を当てた冤罪死刑批判のレポートと当該者からの書き下し原稿。大石進による竹内景助から布施辰治弁護士への書簡の紹介は大石著『弁護士布施辰治』にも掲載されているが、本書再掲の意味のある興味深い内容だ。
〔鹿砦社、1800円+税〕

  2016年8月12日 15:27:08  [forum90]

Facebookコメント