2014年12月に亡くなった鎌田克己さんが兄・鎌田俊彦さんの交流誌『そうぼう』に書いた文章をまとめたもの。服役していた新潟刑務所での連続獄死事件を契機に獄中者処遇問題や死刑廃止に心を砕いた彼の記憶のために、ぜひ書架に置きたい1冊だ。〔明月堂、1800円+税〕
『ある全共闘不良派の生涯』鎌田克己
2016年8月12日
2016年8月12日
2014年12月に亡くなった鎌田克己さんが兄・鎌田俊彦さんの交流誌『そうぼう』に書いた文章をまとめたもの。服役していた新潟刑務所での連続獄死事件を契機に獄中者処遇問題や死刑廃止に心を砕いた彼の記憶のために、ぜひ書架に置きたい1冊だ。〔明月堂、1800円+税〕
2016年8月12日
2016年8月12日
2016年8月12日
1888年に初版が刊行された涙香の翻案探偵小説。「誤認逮捕と誤判への警鐘を鳴らし、人権の尊さを訴えた最初の死刑廃止小説」と帯にあるように、本書を読み進めると最後に置かれた「萬國死刑廢止協會」の挿画に死刑廃止論者は驚くだろう。130年も前に涙香は原作を超えてこう主張したのだ。
「世に裁判ほど誤りの多き者はなし。誤りと知らずして無罪の人を死刑に処するもまた多し。一たび死刑に処したる後は、死人に口なし。これを知るによしなし。これを知るは再び命を償う道なし。余は足下の如き義に勇む人々が、一日も早く万国死刑廃止協会を設けん事を望むなり。」本誌読者、必読の一冊である。
〔インパクト出版会、 2300円+税〕
2016年8月12日
2016年8月12日
2016年8月12日
2016年8月12日
2016年8月12日
2016年8月3日
『愛と痛み 死刑をめぐって』辺見庸著
2008年4月5日に、九段会館でFORUM90主催で行った辺
さあ、スマホばかり覗いていないで、102グラムの文庫を両手で
〔河出文庫、 640円+税〕